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Twitterのプライバシー拡散について考える

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SNSのプライバシー問題は、もはや手が付けられない状態となっているようです。Facebookは個人名登録が約束事なので、その数も少ないとは思いますが、問題なのは登録が自由過ぎるTwitterの方ではないでしょうか。

正しく使えば超便利ツール

もしも、みんなが正しく使っているのであれば、これほど便利なものはありませんよね。それこそ『ご飯行こ〜っ』とかも気軽にできて楽しそうです。どこにいても情報を入手できるし、離れている相手の状態を気にせずにコミュニケーションが取れたりと、考えれば考えるほど、その可能性は膨らんで行きます。

プライバシーには線が引けない

テレビをつければ、街の中継で多くの人が映り込みます。でもこれをネットで個人的にやると嫌がる人がいるわけでして、例えばブログをみているとご丁寧にボカシを入れている方も見受けられます。

実際に法律の方を調べてみると最終的にはグレーゾーンが多いのです。だからこそ自由度が高い分、プライバシー問題に発展するのですよね。

これを販売目的と考えると、画像を拡大して顔が認識できる場合は、一人一人同意書類を書いてもらうということになるわけで、もはや無理なわけです。場合によっては着ている服や後ろ姿でさえもアウトとなる場合もあります。

無断撮影の無断投稿

上記の項目は、訴える人がいて初めて成立する話なので、なかなかそこでは発展しません。しかし最近ニュースで取り上げられるのは、嫌がらせ目的での投稿です。

Twitterは管理会社が海外なので、ますます撮られた側が不利となるようです。投稿者の特定も難しい、画像の削除も難しい、また拡散してしまえば半永久的に広がってしまうわけでして、もはや諦めるとか気にしないという結論になります。

投稿者には悪意がない

困るのは、撮影して投稿する側が『軽い気持ち』ということ。『面白いからみんなが笑ってくれそう』その程度のことなので、いじめの心理に似ているのかも知れません。

以前、冷凍庫に寝そべって撮った写真を投稿して、店舗を潰したアルバイトがいましたよね。あの心理がまさにそれで『これほどまでに大事になるとは思っていなかった』というもの。これは後の祭りなので、初めから危機感を持つ人は実は少ないんじゃないかと思うんです。

『不謹慎だ、常識がない』という場合と、『面白そうだからさらしてやりたい』という2つの意見あると思うのです。それが重なり合い、拡散して行くのでしょう。

土下座を強要する人は、もはや人ではない

クレーマーが店舗従業員に土下座を強要して投稿し、逮捕された事件がありました。逮捕に踏切ってもらえたというのは、プライバシー問題としてはかなりの前進だと思います。要は悪質であると認められたわけですからね。ところで土下座って何なのでしょうかね?必要なことなのでしょうか? 裁判でもやって、それこそお金で解決した方がよっぽど効率的だと思います。謝罪と土下座は別ものですよね。ただ、世の中には土下座させることによって、優越感を感じる人種がいのでしょうねか。

カメラマンとして困ること

誤解を招きそうなので、あまり言いたくはありませんが『スマホと一眼レフの写真を一緒にしないで欲しい』という意見です。

こういったネットでの画像に対する問題が起きると、カメラマンとしては仕事がやり辛くなるのです。それこそ街で撮影しただけで盗撮と疑われ、逮捕されそうですからね。全てにおいて許可が必要となれば、もはや仕事にはなりません。

だからグレーゾーンはそのままにしておいて欲しいのです。後から来て土足で荒らされた感覚を受けるのは、僕だけでしょうか?

改善策はありません

ネット上のあらゆる画像や文面、もちろん僕のブログだってそうですが、突っ込みを入れたらどうにでも取れるのですが、もはやこれは時代の話。モラルとかルールをあげてもキリがないと思います。もし本気で改善を目指すのであれば、こんな方法があるでしょう。

  • Twitter登録に身分証を提示させる。
  • リアルタイムでの画像投稿は禁止として審査を設ける。
  • 機能制限し自由度をなくす。
  • 投稿者情報を表示させる。

しかしこれらをやったら、つぶやきもつまらない内容になり、利用者は激減することは言うまでもありません。SNSは広告経営ですから、あっと言う間に倒産するでしょう。

いつも思うのですが、ほんの一部の身勝手な行為が、全てを壊してしまうのです。もはや個人個人のモラルという領域ではなく、犯罪として、罪を重くするしかありません。

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