ネットショップの悩みは、ゴールデンウィークや正月休みなどの『長期休暇時期』に売れやすいのに、自分も休んでいるから出荷に困るという部分です。倉庫任せの『FBA出品』にすればと言われそうですが、コストの都合上、全部とは行きません。
そこで今回は、長期休暇の前準備として、休み明け出荷を促す設定を紹介致します。
長期休暇対策の方法を考える
Amazonの再配達が問題視されていますが、やはり当日、もしくは翌日到着が当たり前になってしまった国民の感覚を、過去に戻すのは難しいはずです。
しかし長期休暇ぐらいは、誰でもゆっくりと過ごしたいですよね。
それで『休暇中は仕事をしない』ことを前提とし、出品者発送の方法を記載します。
ネットショップ自体を休みにする
本題とは外れますが、まずはお店自体を休みにする方法から紹介します。
病気などのトラブル時に、思い出して頂けたらと思います。
『Amazonセラーセントラル』のトップ画面の右上の『設定』からプルダウン。
『出品者用アカウント情報』をクリック。
『出品ステータス』⇒『休止設定』
休止(出品商品はAmazonで販売されていません)を選択し保存。
これで、販売自体を停止することが出来ます。
店舗名の後ろにお休み情報を記入する
上記は、アマゾンの商品画面です。
値段の下の文章中に『この商品は○○が販売、発送します。』とあります。
目に付きやすい位置にある為、ここへ記載すると有効です。
逆に言えば『情報とポリシー』などへ記載しても、見てくれないということです。
『Amazonセラーセントラル』のトップ画面の右上の『設定』からプルダウン。
『出品者用アカウント情報』をクリック。
『出品者のプロフィール』をクリック。
現在の、表示名(店舗名)の後ろに追記します。
こんな感じで『出荷開始』を記載すると、分かりやすいです。
『出荷までにかかる作業日数』を長くする
設定の変更で、一番初めに思い付くのがこの方法ですが、ついつい『配送設定』画面に入って迷子になると思います。
ちなみに『配送設定』では、出荷作業時間を除いた『出荷後から到着までの時間』を設定出来るだけで、注文から出荷までの作業時間には対応していません。
正しくは、下記の方法で設定します。
『Amazonセラーセントラル』のトップ画面の『在庫』をプルダウン。
『在庫管理』をクリック。
商品ごとに設定を行いますので、少数出品の方に向いています。
『詳細の編集』をクリック。
『出品者情報』に合わせます。
『リードタイム』へ多めの日数を入力します。
この設定の欠点は『休み開始』も『休み最終日』も区別が付かず、同等に扱われてしまう点です。5連休だとすれば、初日なら有効ですが、最終日ならば営業開始5日後の出荷と見なされてしまうかも知れません。
また『仕入期間』とみなされ、在庫数表記がされなくなります。
改善策は、前項目の『店舗名の後ろに出荷開始を記載』と合わせて使用しましょう。
また、同ページの『コンディション説明』への記載は、商品画面にも領収書にも反映されるスペースなので、有効活用しましょう。
『出品者情報』に追記する
ほとんど意味の無い方法かも知れませんが、身を固める意味では有効です。
『Amazonセラーセントラル』のトップ画面の右上の『設定』からプルダウン。
『情報・ポリシー』をクリック。
『編集するページを以下から選択』⇒『出品者情報』をクリック。
『出品者情報』が表示されるので、情報を追加しましょう。
まとめ
この設定項目は、お客様側からは、かなり分かり辛いと思います。
その証拠に、購入先が中国などで船便発送に気付けず、なかなか届かないという声が聞こえて来るからです。『販売者名から入れば、出荷元が分かりますよ』とアドバイスしても、何を言われているのか分からない人もいるようです。
ただ、それにより出品者の評価が下がることは心外ですが、ベース部分をキチンと抑えておけば、事故にあっても対処は可能かと思います。
しっかりと設定をして、のんびりゆっくり休暇を満喫しましょう^_^