日常・お話

田舎から出て来て都会で暮らす女子の話

只見線

以前、仕事で知り合った方と飲む機会がありました。

アラサーぐらいの女性で、小柄でおっとりしている方なんですが、何となく気が合い、一度ゆっくりとお話してみたいと思っていました。

聞けばもう10年、都内で1人暮らしをしているそうで実家はかなりのド田舎。
駅は無く、1日数本あるバス停まで、頑張れば歩ける距離だそうです。

何れにしても車が無ければ、生きて行けない環境だそうです。
それが嫌で『とにかく東京へ』と願い出て来たそうですが、それはそれで大変なようです。

築40年アパート

とにかく都内は家賃が高いので、より良い場所を探して引っ越しをくり返し、現在のアパートへ辿り着いたそうです。

築40年・・・。

完全に昭和な造りで、TVは無し。
おどろいたのはコンロはコイル式だそうな。

コイル式って、分かりますか?
熱線がグリグリに巻かれていて、付けると赤くなるやつです。

熱線

ちょっと興味ありますね~。
お邪魔してみたいですが、まぁ、そういうわけにもいきません(/∇\*)

そんな話をしていたら、僕が初めて一人暮らししたアパートを思い出しました。

家賃35,000円。

大家さんは、やさしいおばあさんでしてね。ご健在でしたら90歳を超えている頃。
懐かしいですねぇ。お世話になりました。

僕は東京で暮した事はありませんが、やはりどこか憧れます。

高層マンションの最上階、見下ろす一面の夜景。
ワインレッドのガウン、左手にはブランデーグラス。

そして振返ると、ホットカーラーを巻いたオフクロが『バカなこと言ってないで、早く寝なさい!』と言っていました。

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