最近やたらと出番の多いレンズがこれ。
良いレンズです。
何と言っても描写が良い。
Artライン
シグマが始めた『Artライン』という分類で、キャノンで言えば『Lレンズ』という感じでしょうかね。とにかく気に入ったのがその融通の利かなさ。
いえいえ((>_<≡>_<)悪い意味じゃありません。レンズって『何でもやります!』みたいなタイプはダメで『これしかできません』みたいな方が優秀なんです。
18mm-35mm(28mm-50mm程度)というなかなかの狭さ。絞りはF16と、こちらも絞らないタイプ。広角開放野郎と名付けましょう^_^
お値段は、8万円程度とシグマにしては少々お高めです。まぁそれはいいとして、今までフルサイズにこだわっていたのは、その圧倒的な描写にありました。拡大すると一目瞭然です。
確かにAPSの良さというのもあるのですが、その使い分けにもう一歩及ばないもどかしさがありました。現場ではフルサイズとAPSの2台体制でシチュエーションに合わせて使い分けていましたが、もしかするとAPSだけでもいいような気さえして来ました。もちろん被写体にもよりますけどね(≧∀≦)
便利なのは万能性で、物撮り・ポートレイト・風景まで行けちゃう。これって、時間との戦いの中では圧倒的に有利なんですよね。このレンズの売りは 何と言っても広角のF1.8です。
多分、ズームタイプで他にはないのではないでしょうか。シグマってこういう変態レンズを作ってくれるから好きなんです。
F1.8と言えば、もはやピントは紙のように薄いのです。それを上手く利用出来れば、ちょっと変わった表現ができるというもの。
絞ればAPSの特性を使って、F16程度でも十分カリカリです。ズーム側にすれば、最短焦点距離もほどほどに寄れるので、クローズアップもバッチリ。
それでも間に合わなければ、ピントの合う位置で撮ってトリミングすればいいわけで、これを可能にしてくれるのは、やはり描写の良さがあるからなのです。
一つ欠点と言えば、ピントでしょうか。
チェックシートで確認しましたが、実は左右のピントが微妙にズレていました。よくある事ですがこれに対する対策はありません。この辺りはやはり、純正Lレンズではありえないんですよね。『USB DOCK』も買いましたが、なかなか面倒くさそうです。
それでも、ポートレイト以外は液晶モニターでチェックしながら撮影できますからね。それに開放域での話なので、いいにしましょう(^_^)
写真に行き詰まって悩んでいる方、新しさを求めている方。
このレンズは、オススメです\(^o^)/
仕様
レンズ構成 12群17枚
画角(SD1) 76.5°-44.2°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
最小絞り F16
最短撮影距離 28cm
最大倍率 1:4.3
フィルター径 Ø72mm
最大径 × 全長 Ø78mm×121.0mm
質量 810g