クロカンの悩み『タイヤノイズ』から解放された話

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車への感情が、ただの乗物だとすれば関係の無い話ですが、大切な相棒と思えるのであれば、なるべく長く乗ってあげたいものです。しかしその反面、それなりに手を掛けてあげなくては、ヘソを曲げてしまうかも知れません。

今回は長く悩んだエクストレイルの『タイヤノイズ』について記載したいと思います。

タイヤ交換でノイズが治った!

同様の悩みがある方のモヤモヤを取り除く為、解決方法を始めに上げてしまいます。
そもそもが純正状態であれば、タイヤの劣化が原因です。

気になるのであれば、タイヤを新品に交換しましょう(・ε・)

タイヤ磨耗の原因

一昔前『最終的に車を止めるのはタイヤです』という意味合いのCMがありました。
確かにそうですが、車にはタイヤが付き物なので特にそれ以上は考えませんでした。

元々、私は安全運転であり、発進も停止も穏やかです。

車を購入すると10年は乗りますが、タイヤ交換はやらないか、やっても一回だけなのであまり、タイヤの減りを感じたことはありません。冬場に東北や信州へ出掛けるので、スタッドレスも併用しているのも長持ちの理由だと思います。

仕事の都合も含め今まで多くの車に乗りましたが、自分の所有している車には起こらない現象として、タイヤの片減りがありました。足回りの改造をしているのであれば仕方ないのですが、ノーマル状態であれば次の原因が考えられます。

・運転が荒く、コーナーでもスピードを出している。
・タイヤバランスやアライメントが狂っている。
・空気圧が適正ではない。
・ホイールとタイヤのサイズに無理がある。

これらも異音の原因になりうるので、まずは減り方をチェックしてみて下さい。

回転ごとのカタンカタン音

これは過去の経験ですが、タイヤが一周する度に『カタン』と鳴り、走れば『カタカタ』となり、早く走ればそれほど気にならなくなる症状があります。

ホイールタイヤセットを交換すると治るので、車側の不具合ではありません。
原因はホイールで、ナットの締め方や穴の磨耗、ホイール自体に問題がありました。

そもそも4WD車はうるさい

エンジン音は別として、例えば自転車とトレーラーのタイヤノイズを比べれば、明らかにサイズが大きくなるほど設置面積が広がるので、音は大きくなります。

当然、乗用車と4WDにも同じことが言えます。

ここで一つ疑問が生まれますが、エルグランドのような大きな車と4WD車のタイヤサイズは似通っています。しかし悪路も想定した作りという意味が含まれている為、素材自体やタイヤパターンが違います。カタログを見れば分かりますが、オフロード向けのタイヤ枠があるのですね。

ゴツゴツしているタイヤはクロカンに履くとカッコ良いのですが、乗り心地が悪くタイヤノイズ大きいので、後悔しているユーザーも多いのです。

また、ラジアルとスタッドレスを比べると、タイヤパターンから後者の方がうるさいようです。タイヤ屋さんが言うには、4WD乗りの常識となっているようなので、ノイズによるクレームはほぼ無いそうですね。

マッドスノータイヤの能力

ちなみに、我家のエクストレイルには『マッド&スノータイヤを装着しておりました。これは比率で言えば凍結路面を走る割合が少ない為、どちらにも対応した方が良いという考えの元でもありました。

しかし現状は、本格的な凍結路面では役に立ちません。
4WDなのでほどほどに走れてしまうという過信が、どこかにあるのでしょう。

安心を買うのであれば、ラジアルとスタッドレスを併用するのが答えだと思います。

年数によるタイヤの劣化

個室タイプのガレージがあれば別ですが、基本的に車は雨晒しです。
当然タイヤのゴムは時間と共に硬くなり、側面にはヒビ割れが起こります。

これはビックタイヤを履く、いわゆるピックアップ車マニアの方から聞いた話ですが、スタッドレスの本当の効果は2〜3年だそうです。どんな走り方をしているのかは知りませんが、それ以降は明らかに劣化を実感出来るとのことでした。

私自身、タイヤの硬化は実感しており、それに伴いタイヤノイズも大きくなっていると感じていました。

新品タイヤの乗り心地とノイズ

上記の点を踏まえ、いよいよタイヤ交換へ踏み切りました。

元々、ラジアルタイヤではノイズが気になることが無かったので、車両側の問題は考えていませんでした。もしかしたら、ホイールに原因があるかとも考えていましたが、これ以上ホイールは要らないのでタイヤのみの交換としました。

今回の費用は、スタッドレスタイヤと工賃の4本分で7万円ちょい。
ちなみにホイールをセットで買うと、1本につきプラス1万程度だそうな。

さて、その乗り心地にびっくりΣ( ̄□ ̄;)

今まで『グワングワン』と鳴っていたノイズ音は完全なる無音になり、静か過ぎて落ち着きません。更に走り心地は、まるでじゅうたんの上を転がっているかのうよう。

長く乗っていると体に染み付き、それが当たり前になってしまう感覚を体感しました。

タイヤ交換の時期について

今回の経験で『タイヤでここまで変わるのかぁ』と痛感致しました。

これは車両側のショック(バネ)がどうのと言うのであれば、タイヤを変えた方が早いと思うほどです。勿論、交換に至るまでは、残りの溝と相談しなくてはなりませんが、ラジアルであればまだしも、カチコチのスタッドレスで事故を起こすことを想定するのであれば、かなり安い話です。

長く悩んでいたタイヤノイズから解放され、更に乗り心地まで手に入れてしまった訳ですが、この感覚が普通だという反面、これが当たり前にならないよう、ますますお車様を大切にして行きたいと思いました。

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