ワンコインサービスである『ココナラ』に登録してからある程度時間が経過し、売ったり買ったりを繰り返して来ました。
先日はそこから学んだ注意点を書きましたが、もうちょっと掘り下げてみるとなかなかユニークなサービスが多いので、そのシステムを知りたくなりました。
今回は現代におけるココナラの有り方について、考えてみたいと思います。
目次
なぜ『ココナラ』は生き残れるのか?
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ココナラ:なかなか厳しい禁止行為『ポートレイト・商品撮影』は違反だった
仕事の枠を増やそうと『ココナラ』に登録してみました。それでいくつかの仕事パターンを登録すると、早速『取り下げ』メッセージ ...
ちなみに、前回書いた記事はこちらです。
主に取引上の『禁止事項』について触れています。
さて、このサービスをじっくり見てみると様々な疑問に気が付きます。
名目がとてもライトなだけに、幅広い年齢層が受け入れやすい存在かと思いますが、中身がまだまだ伴っていないように感じてしまいます。
ネット社会は矛盾を抱えたまま常に成長しており、取り締まりが追いついていないのが現実でしょう。もしもそれを逆手に取り事業を拡大しているのであればすごいとは思いますが、現実はただただ対応しきれていないだけのようです。
しかし、それが功を奏した結果となり、何ともゆるい感じの場所になったことこそが成功であり、生き残れた結果だと言えるでしょう。
規約違反の取締
違反出品への取締は、正に運です。
当然、小規模な運営では全てに目を光らせることは出来ず、限界があるはずです。
前回、私は規約に引っ掛かりましたが、良くも悪くも運でした^_^
例としてモバイルショッピングサイトの『メルカリ』と比べてみましょう。
あちらも、マナーの悪さとトラブルでは定評がありますが、出品の文章自体に『URL』などを取り締まるプログラムを導入しています。
禁止ワードセキュリティーですね。これにより、人員を掛けずに直接の取引が出来なくしているのです。お分かりの通り、直接のやり取りが成立してしまうと、手数料が取れなくなってしまいます。
しかし『ココナラ』では、それが出来ません。
理由として、販売者側の技術力を知る為の『サンプル提示』を許可しているからです。
これをやってしまうと、もはや外のサイトに飛び放題となってしまい、取り締まることなど不可能になってしまうからです。
それを知ってかフェイスブックやツイッター、自己ブログまでプロフィールに掲載可能なので、もはや確信犯としか言いようがありません。
『一応禁止していて、一応取締もしています』程度な訳ですね。
手数料の高さ
『ココナラ』の手数料は30%です。
一応、ワンコイン(初めは)というサービスの中で計算してみます。
500円 − 30% = 350円
現在のネット状態で言えば少し高いかなとも思いますが、嫌ならば利用しなければいいだけの話ですから、特に文句は言いません。
しかしこれが理由で、外部でのやり取りが増えていることは否定出来ません。
完全に規約を無視したサービス
知ってか知らずか多くあるサービスの中には、思わず笑ってしまうようなものも含まれています。一応復習ですが直接会うこと、外部でのやり取りは禁止です(≧∀≦)
・料理を作りに行きます。
・網戸が外れたのではめてくれる方。
・メル友になります。
・集まって食事を楽しみましょう。
・1日彼女になります。
登録が匿名なので何でもアリかとは思いますが、さすがにアウトのようですね。
ちなみにトークルーム内での、ファイル送信サイズは『100MB』です。
これだと、どう考えても動画など厳しそうです。その点、ストレージの利用を見掛けますが、これはメールを知らなければ出来ませんから、違反になります。
しかし、運営側も無理なことが分かっているのでしょうね。
取締の対象にはしていないように感じます。
購入の誘発は無料枠
『ココナラ』と言えば占いだそうで、トップページにもシェアが有ります。
他にも多くのサービスがありますが『売れない』という言葉をよく目にします。
色々と覗いてみれば分かる通り、売れている人は売れているのです。
私もいくつか出品していますが、売れる時と売れない時の差がありました。そこでやってみたのが、簡単なサービスを作り『無料お試し枠』で出品するのです。
個人的に得意である、画像処理などを出してみました。
すると、あっという間に購入されて行きます。逆にお客さんの立場になって考えてみると『買いやすさ』という配慮が大切になって来るのだと思います。
作業としては数分でこなせるので、何の負担にもなりません。
しかも評価が獲得できるので、一般有料枠も売れやすくなりました。
やはり準備運動も兼ねて、色々やってみるべきですよね。
自由過ぎる依頼主
最後に、注意点を出しておきます。
どこでもそうですが、色々な人がいます。
もしも傷付いてしまうのであれば、やらない方がマシです(≧∀≦)
ちなみに私はヤフオクなどの、おかしな人達をいっぱい見て来たので特に抵抗はありませんでした。まずやっておかなくてはならないのが『規約文』の作成です。
これについては既に出品されていて、売れている方のものをパクればOKです。
勿論、自分のスタイルに合うように編集して下さいね。
例えばイラストの出品をするとして『修正は3日以内で2回まで』などの制限を持たせます。相手によっては、何度も付け込むように要求する人がいるようです。
ただでさえ値段が安いですから、一線を引いて自分を守らなくてはなりません。
同様に、占いの方などには繰り返し質問をして来る方、デザイン系は納品後プッツリと連絡が途絶えたり、納得出来ないと支払いを拒むケースもあります。
確かに多くの出品者がいますから、依頼側は困ることはないと思いますが、自分のサービスは自分にしか出来ないというプライドが必要だと思います。
要は、プロ意識ですね。
本気で騙そうとするならば、いくらでもやり方はありますが、そんな人ばかりではないと私は信じています。現在までに何件も作業を行いましたが、連絡が極端に遅いぐらいで、あとはいたって普通という印象です。
やり方によっては、かなり有効なサービスだと思います。