前に、オーディオテクニカの『AT9945CM』をレビューしているので『マイクマニア?』と思うかも知れませんが、それは違います。
とにかく、普通に録音してくれれば、それで良いのです。
では、なぜ同じような型番の商品を買ったのかと言うと、実はものマイクの付属品である『パワーモジュール』が欲しかったのです。
目次
『パワーモジュール』って何ですか?
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上記のリンク記事でも触れていますが『プラグインパワー』という供給式のマイク電源があります。簡単に説明すると、録音機器にマイクを接続すると、コードを介してマイクへ電源が供給されるというものです。
これは、マイクに電池を入れる必要がなくなり、小型化が図れる訳ですね。
しかし、この方式を持たない機器も多くあるので、知らずにマイクを購入すると、稼働しないという事故に直面することもあるのです。
それを解決してくれるのが『AT9920』に付属している『パワーモジュール』です。
もう、お分かりかと思いますが、マイクと録音機器の間に接続することで電源供給してくれるので、プラグインパワーの有無に関わらず、使用が可能となります。
『AT9945CM』と『iVIS mini X』
どうしてもやりたかったのが『AT9945CM』と『iVIS mini X』の接続でした。
しかし『iVIS mini X』は、プラグインパワーに対応していません。
それで『パワーモジュール』が欲しかった訳ですが、単体では売っていないようなのです。結果的に、マイクも含め『AT9920』を購入致しました。
ちなみに『モノラル』タイプの『AT9921』もあります。
今回は『AT9945CM』がステレオなので『AT9920』を選択しました。
やりたかったのは、この組み合わせです。『iVIS mini X』は元々、高音質のマイクが搭載されているので不満はありませんでしたが、やはり標準マイクは全体の音を拾ってしまうので、外付けマイクを使いたかったのです。これは以前、撮影編集してみると、隣の部屋の話し声まで拾ってしまっていたことの、反省から来るものです。
あとは機器同士の相性となりますが、やはり音量は下がってしまうので、マニュアル操作でマイク感度を引き上げる必要がありました。こうなると、最大音量の音割れが気になるところですが、これも踏まえ一長一短でしょかね。
『iVIS mini X』は外付けマイクを接続すると、一気に設定項目が減少してしまいますが、それでも最低限の振り分けは出来ました。
気軽さには欠けますが、それでも使い分ける価値はあると思います。
肝心の『AT9920』レビュー
忘れてはいけないのが『AT9920』のマイクです。これは平置きタイプであり、会議などでテーブルの中央に置いて、幅広く音を拾う目的で設計されています。
使ってみて、まず感じたことなのですが、ステレオが『超ステレオ』だなぁと言うことです。当たり前かも知れませんが、マイクを手に持ち円を描きながら話すと、かなりの方向性の正確さを感じました。
なので、これを会議で使った場合、座席方向を割り出せると感じました。
ただ、聴きやすさとしてはモノラルの『AT9921』の方が上かも知れません。
しかし『パワーモジュール』もモノラルになってしまうので、私は『AT9920』を選んだという理由があります。
背面には、指向性の切り替えスイッチが搭載されています。
この辺りは、録音機器にも同様の設定があるので、どちらを触るか悩むところです。
専門家に、一度聞いてみたいですね(・ε・)
ところで、一番インパクトがあったことは、機器との相性です。
『iVIS mini X』との接続は、とても音量が小さくなり、通常の手持ちマイクぐらいに近づかないと使い物になりませんでした。続いて、プラグインパワー搭載のオリンパスの『音声レコーダー』も同じ結果となりました。これについては、機器を高感度設定にすることで、使えるレベルになりました。
驚いたのは『EOS 7D2』との相性で、感度は抜群です。
やはりホワイトノイズは気になりましたが、定点カメラとしてレビューする方には有効かと思いました。また、ゲーム実況などにも向いていると思います。
面白かったのは、注意書きに『PCには対応していません』とのことでしたが、レビューしている方はパソコン多めでした(/∇\*)
アフレコ環境は整っているので今は必要ありませんが、気になるのはこのマイクアンプです。アナログなので、USB接続は出来ませんがプラグインパワー搭載なので、今まで使えずに眠っているマイクが、復活するかも知れません。
これと『AT9920』を合わせることで、スカイプ会議などが充実すると思われます。