現在のストロボ撮影は、カメラとフラッシュを有線接続することは、ほぼ、ありません。理由は、コードを踏んだり引っ張ったりした転倒事故を撲滅させる為です。
勿論、予期せぬトラブルに備え有線コードは持ち歩いていますが、未だ出番はありません。一昔前、私も多灯撮影でシンクロコードを使用していましたが、これがとにかくラーメンのように絡み邪魔くさいのですね。
それで今回は、ゴドックスのSKシリーズと同時購入した、ワイヤレス送信機をレビューしたいと思います。
目次
送信機はホットシューへ装着
無線ストロボの扱いやすさは、超絶品です^_^
なぜなら、わざわざストロボに駆け寄らなくても、カメラの位置から複数台ストロボの光量コントロールが出来てしまうからです。
今はもう、ラジオスレーブが当たり前の時代になっていますが、以前は赤外線通信だった為、例えばソフトボックスの中にフラッシュを仕込んでしまうタイプや受光部の向きによっては通信出来ないこともありました。
とにかく、飛距離も感度も素晴らしいです。
送信機も色々ありますが、私はシンプルなものを選びました。
ちなみに、物撮りなどの複雑なライティングでの使用は、Xproをオススメ致します。
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ストロボ本体のレビューは、上記リンクをお読み下さい。
外観はこんな感じで、とても軽いです。アンテナが邪魔だと言う方もいるかも知れませんが、個人的にはチャームポイントだと思っています。
正面向かって左側面に、本体の電源スイッチがあります。
電池は、単三を2本使用です。
勿論、エネループで動きます。
ちなみに、ゴドックスの『SKシリーズ』は受信機を内蔵しているので必要ありませんが、それ以前のモデルなどは、ストロボごとに別途受信機が必要となります。
『XT16』の操作方法
操作とは言っても、おそらくマニュアルなど無くても扱えるほどシンプルです。
右上のダイヤル
『A〜F・0〜10』の全16通りのグループ分けが可能です。例えば2灯使う場合は、A・Bの2つのグループに振り分け、それぞれダイヤルを切り替え光量を変更します。また、2灯をどちらもAグループにすると、一度の設定で同じ光量になります。
CHANNEL
一見、4チャンネルと思ってしまいがちですが、組み合わせは16通り。
0000(Ch.1)1000(Ch.2)0100(Ch.3)1100(Ch.4)など1111(Ch.16)
SET
基本的には使用しませんが、液晶に(5.0-10)のような数字が出ている場合、長押しすると(1/2-1/16)のような一般的な表示に変わります。
BUZZ
ストロボ本体の回復音のオン・オフです。液晶にマークが表示されます。
LAMP
液晶のバックランプ。
+−
ダイヤルに合わせたグループの光量調節。
TEST
テスト発光します。
Godoxの『SK300Ⅱ・SK400Ⅱ』はハイスピードシンクロに対応していません。
ストロボが対応機の場合は『SET・BUZZ』の同時押しで『H』が表示されます。
『YONGNUO』製品を使う
中華製ラジオスレーブ界で有名な『ヨンノ』は、クリップオンストロボの多灯撮影で使用していたのですが、余ってしまうので、使えないかと思った訳です。
まずは、普通に無線で飛ばしてみると、完全に無視されました(-_-メ)
それで、スクリューロックタイプのシンクロコードでブラ下げてみました。
すると無事に、トリガーとしての送受信は出来ました。
『YN-622』自体に光量調節機能がないので出来ませんが、ポートレイトなどはストロボ本体のダイヤルで直接操作した方が早いので、シーンによっては使えます。
とにかく、ゴドックス製品は、なかなか優秀ですので気になっている方にはオススメですよ^_^