シーンや表現にもよりますが、ビデオ撮影で雲台は命です。
写真では関係ありませんが、ビデオのチルトパン動作は、滑らかでなくてはなりません。
今回は小型であることを前提に、素晴らしい雲台に出会ったので紹介致します。
写真と動画の雲台共有
普段ビデオを回す時は、マンフロットの『MVH500AH』を使用しています。
滑らかでとても良いのですが、ちょっと大きめ。
ハンドルは外せますが、それでもちょっとした凶器です。
特に満員電車に乗らなくてはならない時は、気を使います。
写真と動画の両方となると荷物が重過ぎるので、小さくてそれなりの性能を持つビデオ雲台を探していました。
『Sinvitron』の外観
三脚との接続部分は(1/4)で、変換ネジ(3/8)が付いています。
ビデオの場合は写真と違い、まず三脚の水平を取ることが重要なので、雲台の上にこのビデオ雲台をセットするようにしています。
ビデオのみの場合は、これを付けても良いですね。
カメラとの接続部分はクイックシューになっています。
前後共、滑り落ち防止のストッパー溝が切られています。
上部画像の右側のつまみネジは、縦横切り替え用のストッパーです。
上部画像の左下の小さなつまみネジは、パンニングストッパーです。
右側の大きなハンドルもねじ式で、上下のチルトを操作します。
操作性はとても良く、トラクションもほどほど。小さなサイズなので、ちょっとしたことで揺れてしまいますが、それは撮影技術の話ですよね。
とにかくバックの隙間に入り、サッとセットしてスムーズにビデオ撮影がスタート出来ます。ドキュメンタリー作りには、最適な雲台だと思います。