過去に一度だけ、三脚からのカメラ落下を経験しています。
原因は三脚と雲台のネジが短いタイプであり、緩みから生じた事故でした。
それからというもの、機材接続部分の耐荷重量は必要以上のものを選ぶ癖が付いてしまい道具は重くなるばかりです。そもそもクイックシュー自体にも不安があるのですが、信頼するベルボン様の商品であれば、信用してみようと思った訳です。
『QRA-635LII』は抜群の安定感
当然と言えば当然なのですが、脱着も安定感もピカイチです。
一番懸念する、カメラの重さによるネジの緩みもありません。
よく雲台などの機材レビューで『緩みやすい』という意見で評価を下げている人を目にしますが『耐荷重量見てますか?』と言いたくなることがあります。しかしこのシューについては、もはやそんなことも関係ないぐらいの安心感です。
カメラとの接続ネジ
ちょこっと違和感があったのが、シューとカメラを接続する『蝶ネジ』のリング部分で、締めながら動いてしまいます。
これはリング自体に柔軟性があり、バネの役目をして緩みを抑えているようです
意味を知り、慣れてしまえば気になりません。
しっかりと固定され、カメラのバッテリー交換にも影響が無いので最高です。
余談ですが『蝶ネジ』ではなく、コインで回すタイプのネジを採用しているものは、脱着が面倒いのでほとんど使いません。
こちらは『スペアシュー』です。ベースは一つでもいいですが、複数のカメラを使う場合は手間なので、いくつか欲しいところです。
7Dとの接続感
サイズ的には、こんな感じになります。ロック自体にも保険がなされているので、よっぽどでなければ、落下事故は起こらないはずです。
撮影現場での集合写真とは結構気を使うもので、なかなか被写体は言うことを聞いてはくれません。そんな中でカメラマンはパフォーマンスをしなくてはならない訳で、カメラ交換で待たせてしまうと、ますますダラダラしてしまうでしょう。
こういったアイテムは、そんな厳しいシーンを助けてくれる、いわゆる『準備』に値するものなのです。
信頼と安心を込めて準備をすれば、必ず満足出来る結果が得られるはずです。