『ETTL』が『TTL』表示なったり、強制フル発光になる不具合は、Canon純正のストロボを使用している方でしたら、一度は遭遇したことがあるかも知れません。
現在は『580EXⅡ』を2台所有していますが、どちらも症状が出ていたので、キヤノンサービスセンターへ修理に出すことにしました。
最近よく出た症状
別件でCanonへ行った時、スタッフの方に質問してみたのですが、やはり『接点エラー』が多いとのことでした。それについては、下記のリンクに記載してあります。
-
Canonスピードライトの、発光トラブルについて
Canon特有の現象なのでしょうか。クリップオンストロボを使用の際『E-TTLがTTL表示』になり、不発やフル発光になっ ...
以前は不発はあっても、反応しないことはありませんでした。しかしここ最近、イベント撮影などでフラッシュが突然、発光しなくなってしまうことがありました。
当然、機材は最低でも2台持ちなので、仕上がりに影響はありませんが、正直かなり不安です。実はAPSへ移行したのも、ボディー自体にフラッシュが付いているという単純な理由も含まれています。
修理に出した結果
修理は、前回の記事で紹介した機材と一緒に出しました。
(処置内容)
繰り返し検査を実施いたしましたが、ご指摘の現象を確認することができませんでした。発光部の劣化、接点の磨耗を確認したため、関連する部品(反射板ユニット、シューケースユニット)を交換いたしました。
技術料金 | 6,500 |
部品代 | 6,000 |
小計(税抜) | 12,500 |
消費税 | 1,000 |
合計(税込) | 13,500 |
記事内の料金表示は、会員の2割引が適用されています。
事前に『可能性のある部品を総変えする』という方法も伺いましたが、それならば『600EXⅡ-RT』へ買い換えた方が良さそうなので、チエックにしました。
結局は原因が分からず、消耗品のみの交換となりました。
しかし、よくある不具合にしては技術料が高めですね(・ε・)
その後の使用感と気付いたこと
修理に出してから何度も使用しましたが、実は不具合が改善されています。
整備工場で不具合が出ていないということは、やはり『接点』に原因があるのだと思いました。修理工場でのカメラのシューは、クリーニングされていますからね。
また、同時に出した『7D2』もシューがキレイになって帰って来た訳です。
それと、アンブレラ等の多灯撮影で、ラジオスレーブで飛ばす場合は、接点が関係ありません。今思えば、その時に不具合は出ていませんでした。
ただ疑問として『600EX-RT』では、不具合が起きていません。
勿論、何年も使い続けた結果からの話です。
そうなると、あまりにも不具合が多かった『580EXⅡ』から『600EX-RT』の間でホットシュー対策が行われたということになります。
逆に言えば『580EXⅡ』は不安定であると言えるのです。
しかし今回、修理に出したことで、かなりスッキリしました。
今後もスピードライトは必須アイテムですが、また同じような不具合が出たとしたら、その時はおとなしく新製品を購入することと致します。
現状4台ありますが、フラッシュは何灯あっても困りませんからね。