パソコン作業は、ショートカットキーを覚えると格段に早くなります。しかし、腕は2本しかありませんから当然、限界があります。『もっと早く、もっと便利』を求めると、こんな製品に辿り着くんですよね。
今回は、振り分けカスタマイズ可能なテンキー『NT-19UH2BKN』を紹介します。
目次
買う前に知っておきたい『出来ないこと』
まずは、ザックリ何するものかと言うと、通常テンキー業務とは別にモード切り替えにより、好みのキー操作をプログラム出来る優れものです。
例えば、コピー(Ctrl + C)&ペースト(Ctrl + V)のようなショートカットキーを一つのボタンに仕込めます。
超便利と思いきや『出来ないこと』もあり、使う用途では致命的になるので、まず初めに発表致します。
『Ctrl・Alt・Shift』キーは、単体では動かない
『Ctrl + C』などの組み合わせは可能ですが、単体では受け付けてくれません。
個人的には、フォトショップで使いたかったのですが、例えば『コピースタンプツール』は『Artキー』を単体で使うので無理なんですよね。
『押しっぱなし』を認識しない
これもフォトショップで使いたい操作なのですが、例えば拡大像の上を移動する時『Shiftキー』で掴みますよね。しかし、キー操作の認識は『一回押し』なのです。押している間は押しっぱなしを認識してくれないと、使いものになりません。
ちなみに『テキスト入力』で押しっぱなしにすると、通常キーボード同様、連打してくれます。信号で押しっぱなしの使用は少数派なのかも知れません。
Macでは使えない
ドライバを必要とする機器で、Windowsのみ対応です。ちなみにUSB接続するだけでテンキーとしては使えますが、詳細設定は専用アプリから行います。
『NT-19UH2BKN』の外観
前項での内容に該当しないのであれば、とっても良い商品だと思います。
一番上に『Modeランプ』があり、押すことで『通常テンキー』と『カスタム』が切り替わります。上部4つのキーは、通常時でもカスタム可能です。
本体左右に『USBポート』があります。
こういう配慮は、嬉しいですね。
タイピングは、程良い感触です。コードは短めなので、デスクトップ使用の方は延長コードが必要になるかも知れません。
サイズ:W91×D156×H25mm
ケーブル:0.8m
キーの上にカバーがあり、取り外し工具が付属しています。
なので、シールや紙を挟むことが出来ます。
振り分け設定方法
ドライバCDも付属していますが、オンラインダウンロードも可能です。
無事にインストールすると、デスクトップにショートカットが出現します。
こちらは通常のテンキーモードで、上部4つがカスタマイズ出来ます。
下の『MODO』をクリックすると、画面が切り替わります。
こちらは『カスタムモード』です。
『Enter』以外は全て入力可能です。
カスタムしたいキーをクリックすると、設定画面が開きます。
単純にキーを押すと順番に記録され、最後に『プログラム』で確定です。
ちなみに『Ctrl・Alt・Shift』などは、ダブルクリックすると黄色くなり『押しながら』のニュアンスとなります。
常用するパターンを記憶させておけば、ボタン一つで片付くこともあるでしょう。
ちなみに私は『Spaceキー』押しっぱなし対応の機種探しの旅を引き続き行います。