東日本大震災から、半年が過ぎようとしています。
人々が過去にしようとする今も、被災地は戦っていました。
行き場のないガレキや、車が積み上げられていました。
多くの命を守った、防災対策庁舎。
途絶えること無く、人々が訪れます。
満潮では、町が海水に浸かってしまいます。
動かしようのないものが、まだまだありました。
優先順位から、少しつづ進めています。
高台からは、海からの距離と高さが一望出来ました。
やはり、想像を絶する勢いだったのです。
衝撃を受けたのは、この場所、仙台市若林区荒浜地区。数年前、同区に住んでいたこともあり、真っ先に訪れたかったのですが、前回は入ることすら叶いませんでした。
穏やか過ぎる海。
あの日、この場所で、多くの命が消えて行きました。
座りこむ老人。
墓石の無い墓に、言葉もありません。
伝えるために、撮りました。
忘れないために、撮りました。