未完成

写真と言葉の未完成な詩集の話 vol.34

空が

見たいから

旅を

続けているんだよ

自己説教

いつから そんなに

えらくなった?

お前は まだまだ

若造だろっ

はいつくばれっ

泥水を飲めっ

まともに ピントも

合せられないくせに

碇ヶ関 大湯モータース

人には それぞれ

忘れられない 思い出がある

嬉しかったこと 悲しかったこと

それでも 今の自分は

そうやって 作られたのだ

二十歳の夏だっただろうか

僕は オートバイで

北海道を目指し 東北道を走っていた

あの頃は 撮影旅行というよりは

どこまで 行けるか

そんな 中身のない旅だったのかも知れない

色気を出して 少々 改造していたのが原因だったのか

エンジンは 青森県の山の中で

焼き付いた

高速道路で 急に後輪がロックし

何とか体制を立て直し バイクを路肩へ寄せた

あまりにも 突然の出来事で

唖然としながらも ひたすらに

もう 確実に動かない 鉄の塊を

押して 歩くしかなかったのだった

突然 雨が降ってきて

その最悪の状態に

トドメを刺した

行き着いた先は

青森県は 碇ヶ関

そこで 偶然見つけた

大湯モータース

ご主人に 『すいません エンジンが終わりまして

これから 埼玉まで帰って 車で引き取りに来ますので

何日か 預かっていただけませんか?』

『あぁ それは大変だったね いいよ その辺に 置いときな』

快く 受け入れていただけたのでありました

その後 バイク仲間の先輩が

ウニ・イクラ丼と引き換えに 迎えに来てもらえることになり

難なく この大ピンチを免れることが出来たわけで

本当の 人の温かみに 触れたのでした

この夜は 碇ヶ関の駅で一泊

まぁ ロクに眠ることも出来ませんでしたが

だからこそ この土地が僕の中で

特別になったわけで

だから こうして 再び訪れ

自分の足跡を

確認するのでありました

意味

ここで 産まれ

ここで 死んでいく

あなたには

何ができますか?

あなたには

何が残せますか?

リサイタル

本物は 感動を与え

感動は 喜びを生む

今 この道を確認し

これでいいのだと

納得をする

そんなアーティストに

僕も なりたい

長男

強い

男になる

やってやるぞっ

でっかいこと

準備

ずっと 先の自分も

想像すべき

待ち人

まだ

来ないかしら

もっと

輝けるはず

本心

こだわる場所

気にする場所

間違っていませんか?

コントラスト

コントラスト

100%

もう 写真では

ないのかも 知れない

野生

自慢じゃないですが

僕は 動物に

好かれる タイプ

この日は ヘルメットをかぶり

ゆっくり 野生の 鹿さんの群へ

近づきました

優しく 話しかけながら

その距離 5m

しかし さすが 野生

それ以上の 接近は

許してもらえませんでした

ちょっと 安心した

自分がいます

あっ 僕も

野生ですが

空ばかり

眺めていました

あなたのことばかり

考えていました

いつも いるよ

ここに いるよ

通行止

ちえっ

見つかりやがって

向こうからも

見てるかも

気立てが 良いのは

顔に出る

良い人

その 優しさ

間違ってますよ

新人

どーも

新入りです

よろしくお願いします

今度こそはと

願うばかり

トラ

ガォーッ

食べちゃうぞ~

解決

あの時は

分からなかったこと

でも 今なら

分かる

若者

青春だな

たいした言葉じゃ なかったくせに

ずっと

引っかかって いたりして

人生

悲し過ぎる事が

たまに 来る

スナフキン

ごめん

同じ 場所には

居られないんだ

未知

知らなかったこと

たくさんあった

知りたくなかったこと

たくさんあった

世も末

変な 太陽が

昇ってきた

晴れの摩周湖

霧で有名な

摩周湖

年間の 三分の一以上が

霧に包まれているという

晴れた日に 訪れると

お嫁に 行き遅れるという言い伝えも

旅行へ 行かれる方

どうか

お気を付けて

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