昔ながらの醤油ラーメンに乗っていた、懐かしいチャーシューを覚えているでしょうか。現在ではトロトロチャーシューが多いのですが、本来は醤油のみで作るあっさりチャーシューでした。
シンプルですが、無駄のない製法に驚くはずです。
チャーシューヒモの結び方
今までは自己流でやってきたけれど、そろそろ良い年になってきたので、チャーシューを縛るヒモの結び方を覚えたいという方、必見です。
1.それでは、お肉とタコ糸を準備して下さい。
2.お好みで、穴を開けて下さい。
3.それでは縛ります。まずは端っこを結びます。
4.写真のように小指を結び目に当て、手前から一周させます。
5.そのまま親指を通し、輪っかを作ります。
6.そのまま肉をつかみ、タコ糸を送ります。
7.同じ要領で、最後まで巻きます。
8.お肉を反転方向にひっくり返し、写真のように糸を通します。
9.同じく繰り返します。
10.再びひっくり返し、一番初めに作った結び目辺りに結びます。
これで煮崩れしない『モテ結び』完成です\(^o^)/ いざという時にその威力を発揮しますが、異性とチャーシューを作るチャンスは少ないかも知れません。
チャーシューの調理
11.フライパンで焼き付けていきましょう。
12.かぶるぐらいの水と、あれば葱頭や生姜を入れ煮ます。
肉の部位にもよりますが、30〜40分ほどの加熱です。脂身の少ない部位は煮すぎるとパサパサになるのでご注意下さい。
13.火が通ったらぴったりぐらいの容器に移して、醤油を注ぎ一晩寝かせます。
14.こんな感じになりました。
15.ハサミでタコ糸を切り、スライスして完成です。
今回は肩ロース(左)とモモ(右)の2種類を作りました。簡単で万人受けするのは、やはり脂身の多いロース系だと思いますが、シャリシャリと食べられる赤身肉もファンは多いはずです。
ご存知ない方は『醤油だけ?』と驚かれますが、本当に醤油だけです。もちろん味はしょっぱいです。
元々はラーメン屋さんがスープを取る際、その鍋へチャーシュー肉も投入していました。出汁も出るし、肉も煮えるしで一石二鳥。
そして醤油への漬け込みですが、漬けた醤油は加熱して再利用します。これはいわゆる『秘伝のタレ』として成立するわけです。
ニンニクネギ焼豚チャーシューラーメン
これをラーメンスープのタレとしても使用します。
何一つ無駄のない仕組み、そしてそのシンプルさが本来の大衆の味なのです。
スライスしたものを、フライパンで焼くとこれまた美味しいです。
お試しあれ〜\(^o^)/