使い切れないほどの機能が詰まっているフォトショップですが、それでも日々進化を続けているからすごいですよね。クラウド時代に突入し、バージョンを『CC』とした現在でも、その勢いは止まりません。
さて今回は『Photoshop CC 2017』に搭載された表情を補正する機能を使ってみたいと思います。この機能を待ってた方は、かなり多いのではないでしょうか。
『Portrait Pro Studio』のような使い心地
表情修正については今までのバージョンでも行うことは出来ましたが、やはりちょっと専門的な感じがしたと思います。
それを助けてくれたのが『Portrait Pro Studio』のようなソフトで、骨格を指定することで様々な変更を加えることが出来ました。ただこれはいわゆる魔法であり、神頼み的な存在であったことは間違いありません(≧∀≦)
その扱いやすさをそのままに、プロソフトであるフォトショップに組み込んできたからおどろきです。いじってみれば分かりますが、まさに直感的な操作なので簡単です。
『ゆがみ』が機能拡大
『フィルター』⇒『ゆがみ』を選択します。
こんな編集画面になりますが、既に自動計算により骨格が指定されています。
いちいち選択するのは手間でしたから、劇的な進化と言えるでしょう。
左バーの下から3番目に人影マークがあります。
すると画像からもいじれるし、右側のバランサーからでも操作可能です。
あらかたいじったら、左バーの以前からあるツールで微調整を掛けて仕上げます。
今までは時間の掛かる作業でしたが、これさえあればあっという間に完成です。
現場でお客さんの撮影をする場合、必ず言われるのが『修正よろしく』です。
はっきり言って、困ります(・ε・)
やり過ぎれば別人になり、肌はマネキンのようになりますからね。
私の尊敬するポートレイト業界の巨匠、魚住誠一氏は補正編集について『サービス』という表現をしています。日頃これを心掛けてはいますが、なかなか言葉では伝わりにくい部分もあるんですよね。
つまり『自分の可愛さが分かっていない人が多い』ということになりますね^_^
とにかく、知ってさえいれば必ず役に立つ機能です。