撮影ライトはいくつか持っていますが、どれもソフト光なので、スポットライトとして使える硬い光を探していました。しかし、どれも値段は高めだし、正直そこまで出番はありません。
それで『ステージライト ってどうなんだろう?』と思い始めたので、試しに買ってみることにしました。使用目的は、動画用と考えています。
19.09.19追記
とても気にったので、しばらくして2台目を購入。しかし、外観や型番は同じなのに、冷却ファンの音が格段に大きくなっていました。これじゃ、音声入りの動画にはキツイですね。また、LED版の角度が斜めっています。工場での仕様が変わってしまったのでしょうか・・・。これからの購入を検討されている方、ライトとしては申し分ないのですが、動画撮影目的の場合はご注意下さい。
目次
メリットとデメリット
写真は、かなり忠実な色を求められますが、動画は割とユルめな印象があります。出入りしている現場でも、ホワイトバランスを白いTシャツなどで合わせるカメラマンもいるぐらいですからね。まぁ、撮って出しという訳ではないし、編集時に詰める部分でもあるので、色温度調整が出来るステージライト にしました。
使い方は簡単ですが、そもそも撮影用ではないので、瞬時にコントロールしたければ、DMXコントローラーの使用をおススメ致します。
メリット
・100Wはそれなりに明るい
・値段が安い
・色温度と光量が調節出来る
・ファンの音は普通レベル
超明るいという訳ではありませんが、直視は出来ません。
そもそも暗闇で使う機材ですから、十分でしょう。
明るさは二つの光源の合わせで、それぞれ『255段階』の調節が可能です。
デメリット
・デカくて重い
・タイプによるがコンセントがオリジナルな上、抜けやすい
・台座がオリジナルで、固定に苦しむ
・中華レベルの作り感
基本、頻繁に持ち運ぶサイズではありません。
車移動なら良いですが、それ以外は無理でしょう。
シリーズには『タイプ1』と『タイプ2』があるようで、買ったのは『2』です。
『1』は通常コンセントですが『2』は変な奴でした。変換アダプターが付いているのですが、スカスカで抜けてしまい危険です。
ちなみに国内用変換プラグの『SE』と『C』を試しましたが、サイズが合いません。
『2』のメリットは複数台数珠繋ぎ出来ることですが、総合的に『1』の方が安定しそうです。
台座部分は自作
直置きなら問題ありませんが、ライトスタンドに乗せたかったのでダボを取り付けました。またバウンスに対応させる為、アンブレラホールを忍ばせました。
穴とナットサイズをどうにかする為、ワッシャーを噛ませてあります。
照明メーカーで売っているダボットが合うかは分かりませんが、何とかなります。
操作方法
取扱説明書は英語ですが、翻訳アプリで乗り切りました。
本体背面の操作パネルから、4本ケーブルが出ています。
数珠繋ぎ出来るタイプなので、IN/OUTがあります。
電源とDMXコントローラー用ですね。
MENU
メニュー項目は5つありますが、初めの2つ(d・A)はDMX用なので無視します。
u・・・暖色
C・・・寒色
F・・・点滅
UP/DOUN
000〜255間をコントロール
ポチポチでも、長押しでも反応します。
255の次は000となります。
ENTER
設定の決定
別売りのバーンドアは微妙
バーンドの作りは、ザ・中国です。
左右は良いのですが、上下はグリップ力が足りず固定出来ません。
まぁ、想定内ですから養生テープを貼れば、解決?されます。
ライトの照射範囲は広がるので、バーンドアは必須アイテムなんですよね。
とりあえず、サイズが合ってくれれば、それで良かったのです。
当然ですが、取り付けるとなかなかのサイズ感です。
撮影には使えるの!?
一番大切な使用感ですが、撮影で問題無く使えます。
透過するレフ板やトレペを通過させれば、明るく使えます。
アンブレラは、ちょっと暗い印象でした。
また、バーンドアで制限された直接光を当てると、表現の幅が一気に広がります。