ツバのある帽子をかぶった人を撮影すると、眼の辺りが暗くなってしまいます。
そこで、取ってもらうか後ろ向きにかぶってもらうと、順光で直接光の場合は、まず眼が開きません。これはプロのモデルさんも同じです。
モデルさん目線
そんな時にカメラマンがやるべき配慮とは、モデルさん目線で撮影を行うというもの。これって撮影現場で見てると分かるんですけど、屋外ならば太陽の位置をちょくちょく確認している姿を目にします。
ベテランになると、植え込みなどの暗い場所へ目線を送るように指示を出し、なるべく眼を開かせ、大きく見せるよう努める方もいます。
状況は現場により様々ですが、特に難しいことはありません。
気にしてあげられるかどうかです。
相手の立場になることで、撮りやすさも撮られやすさも大きく変わることは事実です。
メインライト(太陽)の動きを把握する
影の出方で写真は大きく変わります。眩しい光とは正面光なので、のっぺらぼうになり、鼻の下にチョビひげのような影が出ます。それが狙いであればいいのですが、統計的にあまり良い写真は撮れません。
配慮はこれだけで、十分ではないでしょうか^_^
ちなみに今回の写真のような場合の対処法は、サイドから撮ることと帽子をかぶせてフラッシュで補うことです。更に言えば、雲を待つか時間帯を変えることでしょうか。眩しいという事実を、そのままの状態で変えることは出来ないし、自然の中の撮影ならば、何も動かすことはできません。
出来ないのならば、次の一手を考える。それが撮影アイデアなのだと思います。