健康・病気

治らないと諦めていた慢性腰痛を克服したアラフォーの秘密

ラーメン,二郎,大宮店

人間の感じる痛みとは、どれも苦痛である。
その中でも、事故的なケガ以外での痛みに順位を付けるとすれば『歯痛・腰痛』は常に3本の指に収まるほどの破壊力だ。

結局、全ての責任は長年に渡る自身の不摂生にあるのだけれど、それを瞬時に解決したいと願う浅はかさは、歳を重ねても決して揺らぐことはない。

今回は長年苦しめられた『腰痛』という拷問に対し『僕はそこまで、Mではありません!』とカミングアウトしたアラフォー中年の記録を紹介する。

本人が克服したと言い張るのだから、同志には是非読んで頂きたい。

痛みの種類は人それぞれ

『私、腰痛持ちなんですよー』という方に会うと、つい親近感が湧いてしまう。
これは恋愛の始まりを連想させる、トキメキに似ていたりもする。
しかし、互いの価値観を知れば知るほど、後々すれ違いが起こることもある。

それは相手が『腰辛ラー(よつらー)』である可能性が、否めないからだ。

生粋の腰痛持ちは、体の要である腰を痛めると、寝ても覚めても地獄であり、とにかく身動きが取れなくひたすらに辛い。しかし、腰辛ラーはチャラチャラと『ギックリっす〜』とか言いながら顰めっ面をし、周囲に助けを求めながら生活をする輩だ。

こういう奴に限ってインフルにかかると、平気で一週間もバカンスを楽しむ。

これを野球に例えると『メジャーリーグのジャイアンツ』と『ジャイアン率いるジャイアンズ』ほどの差があるのだ。しかし、腰痛界に球団のような基準はなく、どうしても一括りにされてしまうことが不満であり、こちらはベテラン選手でありながら、引退が許されない立場にあることを分かって頂きたいのだ。

その上で、痛みは自分だけのものであり相手が同じとは限らない。
だから、決め付けとは束縛そのものなのだ。

しかし腰辛ラーも、やがてはベテランの域に達し、そして迷うこともあるだろう。
その時は恥じることなく、我道場の門を叩いて欲しい。

私は優しく手を差し伸べ、同志として向かい入れるであろう。

初めてのギックリ腰

おっさんの歴史に興味のある方はいないと思うが、腰痛を『克服しようと覚悟した経緯』についてだけは記しておきたい。歴史とは心理の流れを知ることであり、それはいつの時も痛みによって改革が成されて来たものだ。

さて、こんな私にも若い頃があった。

当時、体力には自信があり、お腹周りは現在の半分程度だったが、体の硬さが仇となった。十代後半、腰に違和感を感じながらも作業を続けた翌日、起き上がることすら出来なくなっていたのである。

数日間は身動きが取れず、腰以外が元気な分、辛い初体験となった。

それから、年に一度は開催される恒例行事となるのだが、治れば忘れてしまうアホさなので、解決には至らず。ただ、当時のテレビの影響もあり程良いミーハー加減で、整体院に行くパフォーマンスはしていた。

20年の歳月は流れ、危険を知らせる感覚だけは着実に身に付いており『違和感』という得体の知れないものに、心も体も支配され続けて行ったのだ。

いよいよ、40歳を目の前に控えた夏、克服を志すキッカケとなる最大の事件が起こった。その日は夏休みで、親戚家族と旅行に出掛けていた。

最終日前日、宿泊先のホテルの部屋でダラダラと酒を飲み、立ち上がろうとした際、腰に鋭い痛みが走ったのだ。両親も同行していた為、心配を掛けまいと、あがいたかも知れないが、ごまかせるレベルではなかった。

翌日は絶望的な酷さで、ついに今まで経験の無い領域の痛さに突入してしまった。

一歩どころか、半歩が限界。

水族館で遊んでから帰るスケジュールだったが、入口の階段を上ることが出来ず、家族を行かせ車で待機となった。何とも言えない虚しさと屈辱から、思えば人生の中盤に差し掛かったと気付いたのであった。

ゴッドハンドとの出会い

さて帰宅後、歩いて3分程度の超近所に出来た整体院に直行するのだが、私は人生のこのタイミングで『ゴッドハンド』と出会うことになる。とにかく仕事が丁寧かつ的確であり、みるみる腰に生気が注がれ回復が伺えた。

私の家は整体院が多くある地域なのだが、ハッキリ言ってしまうと、そのほとんどがペテン師に見えてしまうほどの実力だった。

そして、その先生の手からは、わずかではあるが、まばゆい光が放たれていた。
もしかしたら若干、体が浮いていることがあったかも知れない。

完全に信者となった私は、先生を『腰神様』と崇め信仰するのだが、やはり祈るだけでは救われない事実を悟った。そう、思い返せば『あの整体院は上手いだの、下手だの』私は長いこと完全に『治してもらうこと』に頼ってしまっていたのだ。

しかし、施術はあくまでもチューニングであり、治療とは患者自らが行う修行なのだという答えに導いてくれた。

腰痛治療への疑問

ところで、読者の中にも多くの腰痛持ちがいるはずである。ならば分かると思うが、整形外科を訪れたとしても、レントゲンや電気治療を経て湿布が出され『様子をみて下さい』と診断され、コルセットで固めるのがオチだろう。一週間も経てば痛みは消え、根本的な解決は成されないまま、再発を待つことになる。

しかし年齢を重ねると、そのサイクルは確実に加速してしまう。

年に一度であれば『可哀想に』で許されるギックリ腰も、頻繁に続けば疑いの目すら感じてしまうだろう。ならばと、親戚を殺すにも限界があるはずだ。

ハッキリ言うと、椎間板ヘルニアなどの物理的な原因は別として、医療では腰痛は治せないのだ。この部分について『なぜ疑問を抱かないのか?』が疑問になってしまうが、その答えは痛みの原因の多さに尽きるのだと思う。

そう、原因も治療法も人によって様々なのだ。
だから『手詰まりになっていた事実』に、やっと気付いたのである。

完治を目指さない治療

我家は腰痛持ち一家である為、意識高い系家族である。お袋は症状が一番軽いのだが、新聞やテレビの情報から家族に腰痛体操を強要する癖がある。

しかし、やり方によっては逆効果になる恐れがある為『人によって有効な体操は違う』と伝えても、聞く耳を持たない。そう、母親は『頑固な息子』だと思い、息子は『聞かない母親』だと思っているのだ。もしかしたら、この親子関係こそが日本を長寿大国に君臨させている要因なのかも知れないと感じている。

さて、自分なりの答えを出して行く決心が付いた私は、腰痛関連の記事を読みあさり、ある一冊の本へと辿り着いた。作者自身が腰痛持ちであり、自らを実験台とし導いた答えがギッシリと詰まっていたのである。

その中でも『完治ではなく、根本的な治療』というフレーズに感動し、この本を『腰神様の御神体』とすることを決めたのである。

『どこでも腰痛体操』銅冶英雄先生

created by Rinker
¥1,320 (2024/04/23 21:05:59時点 Amazon調べ-詳細)

詳細は著作権の侵害に当たる為、記載することは出来ないが、簡単なチェックで、それぞれの腰痛原因と対策まで行着けるようになっている。

サブタイトルが『1回3分! 1人で治せる』となっているが、内臓や感染が原因の場合もあるので、その範疇では医療機関を受診して頂きたい。

素晴らしいのが、運動による損傷が無いよう配慮されている点だ。あとは本書の指示通り順次進めて行き、体操の効果から自己判断で進路を決める仕組みとなっている。

これで全ての凡人にも試すチャンスが与えられ、苦痛から救わる道が開けたのだ。

腰痛体操の効果

結局のところ、こんなブログを書いても、ただのアフィリエイト狙いだと思われたら心外である。ならば尚更、効果を発表しなくてはならない。

統計は、ここ2年を対象としている。

前項でも述べた通り、過去最悪で最大のギックリ腰から整体院へ出家し、そこからは大事に至ってはいない。しかし、ほぼ月1以上で腰にフワフワした危機を感じ、無理どころか日常生活もままならない心配を持っていた。

歩行中に突然腰がピクピクと脈打ち、力が抜け、そのまま動けなくなってしまう症状が多発。仕事帰り満員電車に耐えられず、新宿駅から何度も様子を見ながら乗り換えをし、やっと帰宅したこともあった。

しかし『どこでも腰痛体操』と出会い、実行に移してからは、何と腰のダルサすら感じなくなり、早1年以上が経過しているのだ。これは20年越しで初めての感覚であり、何より『いつ何時』の恐怖に怯える必要が無くなった。

結局、痛みの原因は『ズレ』だそうで、それを整えれば痛みは消える仕組みのようだ。

勿論、無理をすればコリを感じるが、直ぐに体操し動きに注意すれば、翌日にはすっかり解消している。これってもはや腰痛持ちに限らず、普通の人でも起こりうるレベルではないかと思う。

正直に言うと、今までは腰のせいにして、チャレンジを諦めたことも多かった。
だから手の届く範囲のことも、叶えられなかった弱さがあったのだ。
しかしこの1年で、確実に人生の向きが変わり始めていると思う。

今まで腰痛に対し、お金も時間もそれなりに掛けて来たが、本1冊(1,200円)で解決したことに、正直驚いている。こんな時、人は『もっと早く出会っていれば』と軽弾みに嘆いてしまうものだが、それは違う。

確かに、痛みが無ければ感じることすら無駄な領域かも知れない。

しかし、痛みに堪え、人の痛みを知り、表面だけではない根本の存在を目指し、辿り着いた答えがここにはあった。だから、要である腰がくれた痛みこそ、人生の学びであり宝なのだと感謝出来るようになったのだ。

腰痛を諦めていた方、もう一度だけチャレンジしてみて下さい。
必ず、人生が変わるはずですよ^_^

-健康・病気
-, , , , , ,

© 2024 MiyabixPhoto