写真と動画の両方の撮影で使える、LEDライトを探していました。理由はスペースが取れず、ソフトボックスが入らない現場もあるからです。また、定常光は見た目で撮影出来る為、物撮りを簡単に時間短縮してくれるのです。
ただ、LEDビデオライトは冷却ファンの音が気になります。
特に動画の音声撮りの時は、致命的でしょう。
そこで、ファンレスの『Air』を選択してみました。
スイッチが欠陥品
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先に触れますが、このシリーズはスイッチが欠陥品で中華クォリティーです。
ただ、その他は優れているので、自分で修理出来るようになってしまえば困りません。
本体スイッチのオンオフを禁止し、コンセント側で行うことをおススメ致します。
YONGNUO『YN600 Air』
まずは『YONGNUO YN600 Air』を紹介します。
型番:YN600 Air
光源:SMD-LED192個搭載
色温度:5500K
演色性:≧95%
輸出効率:40W
照射角度:110°
外接電源:8V5A
使用寿命:約50000時間
ルーメン:4000LM
本体重量:約1084g
厚み:約22mm
本体サイズ:約318×238mm
『600』とは球数かと思っていたら、そうではありませんでした。
元々、デュフェーズパネルが装着されているので、光が柔らかいのが特徴です。
しかし、十分明るいです。
背面には光量調節のダイヤルが2つあり、細かく設定が可能です。
光量重視なので『5500K』タイプにしました。
結果的に、大正解でした。
背面にはSONY系のバッテリー『NP-F750』が2つ装着出来ます。
これで、場所を選ばず撮影出来そうです。
このタイプはチャンネル切り替えが見当たらないので、リモコン対応はしていないようですね。
1日仕事の現場で何度も使用していますが、全く問題なく点灯してくれています。
心配されていた熱問題は、それほど高温はにならず普通に触れます。
薄いので、電車移動も何とかなります。
YONGNUO『YN608』
続いて『YONGNUO YN608』を紹介します。
サイズ:約525×525×45mm
重量:約2000g
出力:36.5W
使用寿命:約50000時間
外接電源:8V5A
対応バッテリー:NP-Fシリーズリチウム電池×2
ルーメン:4864LM
色温度:5500K
照射角度:55°
演色性:≧95%
光源:LED608球搭載
この手の製品の表記は微妙ですが、『600 Air』と同じような感じです。
『608』を天ライトとし『600 Air』をサイドから挟んで撮影しています。リングからレンズを出せるので、バッグの中身を撮影するなどの用途で威力を発揮します。
勿論、ポートレートにも有効です。
色は安定していると感じました。
ちなみに、表記に『Air』とありませんが、ファンレスで無音です。
本体温度も『600 Air』同様、極端に熱くはなりません。
こちらも背面に、SONY系のバッテリー『NP-F750』が2つ装着出来ます。
リモコンが付いており、電池は単四2本です。
『3200K-5500K』の製品と同じ仕様なので、色温度の変更表記もありますが『5500K』を選択したので、関係ありません。
気を付けたいのが、電池の消耗です。
光量調節は本体から行えないので、電池が切れると100%発光になってしまいます。
リモコンをリングライトに装着しても、電池無しでは効きませんでした。
用途によって大きいと感じますが、メーカーは自撮りを意識して特別設計したそうなので、程良いと言えるでしょう。
ライトスタンドに、雲台を取り付けて使用しています。
ハクバの『BH-1』で、十分ライトの重さに耐えられます。
電源はライトとは別売りなので、これにしました。
こちらも長時間撮影で、問題なく供給してくれています。
極端に熱くなるようなことは、今のところありません。